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更新日:2018/01/05

仮想通貨イサーリアムの分裂について

イサーリアム分裂について

時価総額で全仮想通貨中第2位のイサーリアムは2016年8月に分裂しました。

 

このイサーリアムの分裂は、現在分裂の危機が囁かれているビットコインが分裂した場合に、ビットコインがどのような運命を辿るかを推測する場合に役立ちます。

 

イサーリアムの分裂とビットコインの分裂

イサーリアムは、2017年6月時点で時価総額がビットコインに次いで全仮想通貨中第2位の水準(約2兆3,500億円)を維持しています。

 

第1位であるビットコインの時価総額は同時点で約4兆4,000億円、ビットコインとイサーリアムの時価総額合計で約6兆7,50億円、仮想通貨市場全体の時価総額が約10兆円と言われていますから、

 

この2通貨で、市場全体の70%近くを独占しています。

 

このように、イサーリアムは仮想通貨の中でナンバーツーのポジションにあるわけですが、イサーリアムに起こったイサーリアムとイサーリアム・クラシックの分裂の際に起こったことを考えることは、

 

分裂危機がささやかれるビットコインが分裂した場合に、ビットコインがどのような運命を辿るかを推測する際に、役立ちます。

 

イサーリアムの分裂の原因が、ハッキング事件をきっかけにしたセキュリティ体制の見直しに端を発しているのに対して、ビットコインの分裂危機の原因が、

 

取引量増大に伴う通信速度の遅延問題に対する通信方法の見直しに端を発しているという違いはありますが、ビットコインが分裂した場合には、イサーリアムの分裂と似たような状況になることが予測されます

仮想通貨イサーリアムは何故分裂したか

仮想通貨イサーリアムは、2016年8月にイサーリアムとイサーリアム・クラシックに分裂しました。

 

分裂の原因は、2016年6月にハッキング被害によって、約34億円相当のイサーリアムが盗まれたという事件に端を発します

 

この事件を契機にイサーリアムのセキュリティ体制が見直され、中央の介入、検閲などが導入されました。

 

これに対して、中央の介入や検閲を否定し仮想通貨の大きな特徴である分散型を守るべく、イサーリアムのセキュリティ体制の見直しに反対する人々が立ち上げたのが、イサーリアム・クラシックです。

イサーリアム・クラシックは成功したか

2016年6月のハッキング事件をきっかけに始まったイサーリアムの見直しは、ほぼ100%の人々に支持されていると考えられたため、

 

その見直しに反対するごく少数の人々が立ち上げたイサーリアム・クラシックの成功は非常におぼつかないものでありました。

 

事実、イサーリアム・クラシック立ち上げ直後のイサーリアム・クラシックの取引量はイサーリアムのそれの1%程度で、すぐに消滅すると考えられていました。

 

しかし、仮想通貨取引所のPoloniexがイサーリアム・クラシックの取引を開始すると、イサーリアム・クラシック取引量のイサーリアムのそれに対する割合は5%程度に上昇しました。

 

さらに、イサーリアムの開発者であるGavinWood氏がイサーリアム・クラシックの開発に参加すると宣言したことで、イサーリアム・クラシックの取引量はさらに増大しました。

 

2017年7月現在、イサーリアム・クラシックの時価総額は1,793億円で、全仮想通貨中第5位となっています。

 

一方、イサーリアムの時価総額は約2兆3,534億円(同第2位)で、イサーリアム・クラシックの時価総額のイサーリアムのそれに対する割合は約7.6%となっています。

 

この数字からみると、イサーリアム・クラシックは、当初の予測に比べると、はるかに良い成績をあげているということができます。

イサーリアム・クラシックはイサーリアムを超えることができるか

イサーリアムの価格は、イサーリアムのリリースから間もない2015年7月時点では1ETH(ETHはイサーリアムの単位)=114円でしたが、

 

それから約2年ほど経過した2017年6月には1ETH=29,126円と約225倍となっています。特に、2016年12月〜2017年5月までの半年間では相場が40倍以上と高騰しました。

 

一方、イサーリアム・クラシックの方は、2016年8月に創設されたわけですが、それから約5カ月が経過した2017年初めには、1ETC(ETCはイサーリアム・クラシックの単位)=約160円でしたが、

 

同年3月頃から順調に価格が上昇し、2017年6月には、1ETC=約1,945円と、約半年間で12倍以上に上昇しております。

 

但し、2017年6月の時点で、イサーリアムの単位である1ETHは、イサーリアム・クラシックの単位である1ETCの約15倍の価値を有しており、時価総額だけでなく、

 

価格の面でも、イサーリアムとイサーリアム・クラシックの間には大きな隔たりがあります。

 

イサーリアム・クラシックは、設立当初はあっという間に消えるだろうと予測されておりましたが、そういう状況下にあっては比較的成功を収めたというだけであり、

 

本家であるイサーリアムを凌ぐほどに成功したかというと決してそういうわけではなく、また、今後も、時価総額の点でも通貨価値の点でもイサーリアムを超える可能性は少ないでしょう。

 

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