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更新日:2018/04/16

為替を理解してビットコインを知ろう!

江戸時代から盛んに行われていた為替の仕組みは、ビットコインの根本的な仕組みの一部分を構成します。従って、ビットコインの理解には為替の理解が必須です。

 

 

為替が分かるとビットコインが分かる

為替の仕組みを理解すると、ビットコインの仕組みの理解が進みます。さて、為替とは、次のような仕組みです。

 

例えば、A銀行からB銀行に1,500万円を送金し、反対に、B銀行からA銀行に2,000万円を送金するとします。

 

この場合、A銀行からB銀行に1,500万円を送金し、B銀行からA銀行に2,000万円を送金するようなことはしません。

 

A銀行もB銀行も中央銀行(日本銀行)に口座を設けています。その口座で、振替(相殺)を行います。

 

相殺とは、A銀行からB銀行に送られる1,500万のうち1,500万円、B銀行からA銀行に送られる2,000万円のうち1,500万円を、実際にお金のやり取りせず、計算のみで決済することです。

 

A銀行及びB銀行が中央銀行に持つ口座によって相殺手続きを行った後、差額の500万円をB銀行からA銀行に実際に送金します。これが為替です。

為替のルーツについて

現在の為替の仕組みは上記のとおりですが、江戸時代(ちなみに、最初に為替が行われたのは鎌倉時代です。)に行われた為替の仕組みの方が、より分かりやすいかもしれないので、以下で解説します。

 

江戸時代に、江戸に住むCさんが大坂に住むDさんに金10両を送る場合を想定します。

 

この場合、Cさんは、江戸のある両替商X(今の銀行)に、大坂に住むDさんに送るように依頼して、金10両を引き渡します。

 

ここで、依頼を受けた江戸の両替商Xは、Cさんから預かった10両を危険を冒して大阪に送ることはしません。

 

両替商Xは、大坂にある提携している両替商Yに対して、大坂に住むDさんに金10両を支払うように手紙で依頼します。

 

すると、大坂にある両替商Yは、その依頼を受けて、Dさんに金10両を支払います。

 

このように、金10両が実際に江戸と大阪の間を移動することなく、手紙による依頼によって、その送金が行われます。一定期間が経過すると、両替商のXとYの間で、手紙による送金依頼の価額の精算を行います。

 

そして、両替商Xから両替商Yへの送付依頼と、両替商Yから両替商Xの送付依頼を対等額で相殺し、支払依頼の多い両替商から支払依頼の少ない方へ、差額分の金貨を送付します。

 

この仕組みにより、江戸と大坂の間を移動する金貨の数は、実際の決済される金貨の数よりもはるかに少なくなり、手続きが合理化されるとともに、盗難等のリスクが減少します。

ビットコインは為替の仕組みを応用している

為替も、実際のお金がやり取りされることがなく、計算(支払依頼書のやりとり)のみで決済が行われる1つの例となります。

 

ビットコインも計算(デジタルデータ)のみで存在しますが、データのやりとりのみで決済が行われるという意味において、その仕組みは上記の為替の仕組みを応用しています。

 

特に、ビットコインと同じ仮想通貨の1種であるイサーリアムは、上記の銀行間の相殺の際の計算単位としてよく利用されています

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