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更新日:2018/07/17

ビットコインのシステム「マイニング」について〜まとめ〜

ビットコインはマイニングで発行される

ビットコインはマイニングによって発行される

1万円札や百円玉といった通貨(お金)は、中央銀行(政府)が発行します。

 

しかし、ビットコインには、通貨における中央銀行のような運営者がおりませんので、発行者がいません。

 

しかし、ビットコインは日日生成され、2016年11月現在で、その発行数は約1,600万BTC(BTCはビットコインの単位)まで増加しています。よって、このことは、どこかで誰かがビットコインの発行していることを暗示します。

 

では、ビットコインは一体どうやって発行されるのでしょうか?その答えが、マイニングです。

 

マイニングと呼ばれる作業を行うと、それに対する報酬としてビットコインが支払われます。マイニングを行った方がその報酬としてビットコインを受け取り、その方のビットコイン残高が増えれば、それがビットコインの新規発行になります

ビットコインはマイニングによって支えられている

ビットコインはマイニングがなければ成り立ちません。このマイニングとは、過去のすべてのビットコインの取引データ記録(ビットコイン元帳)に、新しい取引の取引データをつなげることです。

 

ビットコインが通貨として利用できるのは、何処かで誰かが、このマイニング作業を行っているからに他なりません。

 

例えば、利用者のビットコイン口座に100BTCがあり、その口座から10BTCで商品を購入した結果、ビットコイン残高が90BTCになるのは、その取引記録を誰かがマイニングによって、ビットコインの管理プログラムに書き込んでいるからです。

 

よって、誰もマイニングを行わなければ、ビットコインを使っても、ビットコイン残高が減らないことになるわけですから、ビットコインが通貨として使えなくなることは当然です。

マイニングは過去の取引データに新しい取引データを繋げる作業

例えば、2016年X月X日に、Aさんが100BTC、Bさんが50BTC、Cさんが150BTC、Dさんが30BTC、Eさんが80BTCを保有していたとします。

 

2016年X月X+1日に、AさんがBさんから腕時計を買い、その代金として50BTCを支払ったとします。また、CさんがDさんに対して、30BTCを無償で譲渡したとします。

 

すると、この2つの取引が終了した時点でのビットコインの保有状態は、Aさんが50BTC、Bさんが100BTC、Cさんが120BTC、Dさんが60BTC、Eさんが80BTCとなります。

 

過去の取引記録に新しい取引記録を繋げるとは、2016年X月X日の午後12:00時点でのビットコインの各ビットコイン所有者の保有状態データ(ビットコイン元帳)に、AさんとBさんの間の取引データと、CさんとDさんの間の取引データを加え、取引終了後の各ビットコイン所有者の保有状態データ(ビットコイン元帳)を作成することです。

マイニングに対してビットコインはどう支払われるか

100〜1,000のビットコインの取引記録の集まりをブロックといいます。

 

例えば、AさんからBさんの50BTCを支払った等というのは、1つの取引記録でありますが、このような取引記録が100〜1,000個集まって1ブロックを形成します。

 

さて、ビットコインは、ブロック単位で支給されます。その支給方法は、最初の210,000ブロックまでは、1ブロックの取引記録をビットコイン元帳に繋げた人には、50BTCが支給されます。

 

次に、210,001〜420,000までは、1ブロックの取引記録をビットコイン元帳に繋げた人には、25BTCが支給されます。次に、420,001〜630,000までは、1ブロックの取引記録をビットコイン元帳に繋げた人には、12.5BTCが支給されます。

 

このように、210,000ブロックごとに、1ブロックを完成させたことに対して支給されるビットコイン数は半減してゆきます。そして、約693万ブロック目では、1ブロックを完成させたことに対して支払われる報酬は、0.00000001BTCとなります。

 

ビットコイン元帳に新規取引データを繋げる作業がマイニングですが、このように、マイニングで生み出されるビットコインは、ビットコインの取引量が増大するにつれて、徐々に少なくなっていくように設計されています。

マイニングを行うには

マイニングを行うには、「マイニング」と呼ばれる専用アプリケーションをパソコンにインストールすれば、誰でも行うことができます

 

実は、マイニングは、コンピューターが自動計算で行ってくれ、利用者はコンピューターが計算した結果が間違っていないかどうかを確認すればよいだけとなります。

 

しかし、ビットコインの利用者が膨大な数となり、また、1BTCが数万円の価値を持つようになった現在では、誰でもビットコインのマイニングができるという状況は変わってきています。

マイニングを行なえる方は現在では限られてきている

ビットコインの利用者が少ない頃は、マイニングを家庭用のパソコンで行うことも不可能ではありませんでした。

 

しかし、現在のように、ビットコインの利用者が全世界で数百万人にのぼり、日々大量のビットコイン取引が行われるようになると、過去のビットコイン取引の全記録(ビットコイン元帳)も膨大となり、それに新規の取引を繋げるマイニングも、専用のコンピューターがないとできなくなっています。

 

また、マイニングで記録すべき新規取引データは10分ごとに公開され、最も早くマイニングを完成させたものに対して報酬が支払われる仕組みとなっています。このため、ライバルに先駆けてマイニングを完成させ、報酬を受け取るためにも、高速演算が可能な高性能のコンピューターが必要不可欠です。

 

上記のことから、現在では、マイニングを行える方は非常に少なくなっています。

マイニングは2,100万BTCが発行された段階で終了するように設計されている

マイニングに対して報酬として支払われるビットコインは、210,000ブロックごとに半減し、約693万ブロック目で、0.00000001BTCになります。

 

0.00000001BTCは、平成28年11月19日現在の相場で1BTC=83,933円ですので、日本円に換算しても、1円よりはるかに小さい金額となります。

 

この報酬では、割に合わなくて、マイニングを行う人は誰もいなくなるでしょう。なお、約693万ブロック目が完成した時点で、ビットコインの総発行数は2,100万BTCになるように設計されています。

 

このシステムによって、ビットコインの総発行量は2,100万BTCを超えることはありません

現在のマイニングには大型コンピューターが必要

マイニングは、利用者が少ない場合にはそれほど難しくはありません。マイニングは、パソコンの演算機能を使って行いますが、ビットコインの導入当初のマイニングは、家庭用のパソコンでも十分可能なレベルであったそうです。

 

しかし、ビットコインの利用者が数百万人に増加した現在では、マイニングの演算には、大型コンピューターが不可欠となっており、専門のプログラマーでないと対応できないようになっています。

 

また、一定期間内に最も早くマイニングを完成させたものに対してビットコインが支給されるため、マイニングを出来るだけ素早く行う必要があります。

 

ビットコインの導入当初は、ビットコインの存在自体が世に知られていなかったので、マイニングを行う方も少数でした。そのため、演算速度の遅いパソコンを使っていても十分に報酬であるビットコインを獲得できました。

 

しかし、ビットコインが有名になった現在では、多数の方がマイニングに参加していますから、演算速度の早いパソコンでないと、他の参加者に先を越されて、報酬の獲得が困難になっています

 

このことも、現在のマイニングには、高速演算が可能な大型コンピューターが必要となる理由となります。

 

マイニングと金銀の採掘について


1万円札や百円玉といった通貨は、中央銀行(国家)が発行します。普通の方が1万円札や百円玉を発行することは不可能ですし、それらを偽造して使えば、警察に捕まります。

 

しかし、ビットコインは、マイニングを行えば誰でも発行可能です。もちろん、国家の承認なくしてビットコインを発行したからといって、警察に追われることもありません。

 

誰でも通貨を発行できるということは、非常に驚くべきことです。なお、金や銀は、誰でも採掘できるし、かつては、お金として流通していましたから、採掘した金で財やサービスの決済ができます。

 

その意味では、金や銀に関しては、誰でもお金の発行者になることができます。また、金や銀の埋蔵量には限界があり、その限界量を超えて金や銀を通貨として流通させることは不可能です。

 

ビットコインも、発案者によって2,100万BTCを超えるビットコインの発行ができないようなシステムとなっています。これらの点において、ビットコインと金や銀は非常に似ていると言えます。

 

そして、ビットコインのマイニングを、金銀の採掘作業になぞらえて、採掘と言ったりもします。誰もがお金の発行者になれる点、発行上限が制限されている点、採掘によって新規発行が行われ点などにより、ビットコインと金や銀は酷似しているということができます。

 

マイニングと一獲千金


かつては、新しい金鉱が見つかると、ゴールドラッシュといって、多くの人が一獲千金を夢見て、金の採掘事業に参加したものでした。しかし、現在では、貴金属の金は大体堀尽くされているので、本当の意味のゴールドラッシュはほとんど見かけなくなりました。

 

しかし、インターネット上では、ビットコインのマイニングが、あたかもゴールドラッシュのように、人々に一獲千金の夢を与えています。

 

例えば、一番最初のマイニング(210,000ブロックまで)では、1ブロック当たり50BTCが支給されました。

 

2016年11月現在、1BTC=約84,000円ですから、一番最初のマイニングで1ブロックを完成させた場合の報酬として受け取った50BTCの現在価値は420万円となります。

 

初期のマイニングは、ビットコイン利用者数が少なかったので、現在と比較して非常に簡単な作業でした。

 

また、その当時は、誰もビットコインが今日のように成功するものと考えていなかったので、競争者が少なく、その意味でもマイニングは簡単でした。

 

この時期に10ブロックのマイニングを行い、500BTCの報酬を受け、それを現在まで保管していれば、4,200万円の円と交換ができます。

 

ちなみに、ビットコインの創設者ナカモトサトシは、ビットコインで約1,000億円の利益を上げたと言われています。

 

ビットコインは、現在、発行量も多くなってきているので、マイニングに対する報酬も減少し、その一方で、利用者が増加してきているので、マイニングの難易度が上昇しています。

 

よって、ビットコインのマイニングで一獲千金は難しいかもしれません。しかし、最近は、ビットコインと同じく、マイニングによって新規発行が行われる仕組みのデジタル通貨が多数出現しつつあります。そのうち、ビットコインのように大成功を収めるものもあるでしょう。

 

そのようなデジタル通貨の初期の段階においてマイニングを行い、そのデジタル通貨を多数確保しておけば、将来相場が上がった時に、ゴールドラッシュのように一獲千金の大儲けができるかもしれません

 
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